カメにのった 捨て犬・未来 ―とっとこ「いのち」と、のんびり「いのち」

ある日、未来ときららの暮らす家に、見たこともないお客さんがやってきた!ずいぶんのんびりと歩いていて、とてつもなくデカい!そう、そのお客さんとはケヅメリクガメのモモちゃんだ。体重50キロのモモちゃんは、かあちゃん(著者)のお友達の家のペットとして飼われている。犬とはまったく違うカメという生き物。モモちゃんたちケヅメリクガメの寿命は、なんと100歳とも言われていて、犬の寿命の約6倍だ。ペットを飼ったら、その命を最期まで大切にして面倒を見るのが飼い主の責任だが、カメのような長生きのペットを飼ったら、飼い主が先に死んでしまうこともある。昨今、ペットとしても人気のカメー。果たして最後まで面倒を見られるのだろうか?犬のように駆け足で年をとっていく生き物と、カメのようにのんびりと年をとっていく生き物。そして、それらの命を預かった人間の責任。

それぞれの命に焦点を当てて、命について考えるノンフィクション。

小学校中学年~

1400円+税

岩崎書店 刊

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